普遍的なデザインで愛される「PARABOOT(パラブーツ) MICHAEL (ミカエル)」 [PARABOOT]
「KUTULINE(クチュラン)」第45回の逸品は、、、
「PARABOOT(パラブーツ) MICHAEL (ミカエル)」です。
ブランド:PARABOOT(パラブーツ)
モデル:MICHAEL (ミカエル)
「MICHAEL」。ミッシェル、マイケル、ミカエルといろんな読み方がある名前ですよね。
「ミカエル」はラテン語の読み方で、パラブーツの「ミカエル」は、 パラブーツ三代目のミッシェル・リシャール・ボンヴェール氏の誕生を記念して1945年に発表されたモデルだそうです。
そんな記念のモデルが、半世紀以上経った今も愛されているなんて、素敵ですよね!
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「PARABOOT(パラブーツ) MICHAEL (ミカエル)」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、4です!
「ミカエル」といえば、パラブーツを代表するモデルの一つです。
デザインとしては、いわゆるチロリアンシューズと言われるもので、登山用・雪山用の靴としてつくられた靴です。
だから、製法はノルウィージャン製法。
もちろん、作りは堅牢で、悪路も踏破できる靴ですけれど、今ではタウンユースでガシガシ歩くための靴として用いられることが多いようですね。
特に、上記写真のミカエルは、アザラシのファーを使った「ミカエルフォック※」と呼ばれるモデルで、ミカエルの中でもスペシャルな逸品。
※フォックとは、アザラシという意味です。
ファーがあることで、エレガントな印象を与えてくれます。
そして、さらには、ファーによって女子からの支持もアップするはず!!
なんたって、女子はフワフワなファーが大好きですから!!
機能性と堅牢性で支持を集めるフレンチシューズのアイコン
「PARABOOT(パラブーツ)」は、フランスのブランドです。
しかも、フランス100%のブランドと言えます。
その理由は、フランスの自社工場で、ソールまで製造しているからです。フランスのイゾーとヒューレにファクトリーを所有し、この2つの工場でラバーソールやノルヴェイジャン製法の靴、あるいはグッドイヤー製法の靴を自社工場で一貫して生産しています。
だから、フランス100%。
ソールまで自社で製造しているブランドは、パラブーツだけなので、そういった意味でも、唯一無二のブランドだと言えます。
「ミカエル」と一言でいっても……
「ミカエル」のご紹介と言いながら、格付け自体は「ミカエルフォック」でしてしまったので、「ミカエル」とはどういうモデルなのか、どんなバリエーションがあるのかをご紹介させていただきます。
まずは、素の「ミカエル」。
非常にシンプルなシューズですね。
とはいえ、たっぷりと油分を含んだパラブーツオリジナルの「リスレザー」を使っていて、雨が染みにくくなっています。
そして、ソールは、天然ラテックスの特性を生かし、反発力や耐久性が高いのが特徴です。
なので、コーディネートの守備範囲が広く、非常に使い勝手が良い靴ということだと思います。
次は、 「ミカエルラパン」。
写真出典:Amazon
ラパンと言うのは、「うさぎ」という意味ですね。「ミカエルフォック」はあざらしの毛を使っていましたが、アザラシの革が入手困難となってしまいました。
そのため、アザラシの代わりにうさぎの毛を用いて作られたのが、「ミカエルラパン」 です。
フォックに比べて、ボリュームがあるような。
うさぎのファーと聞いただけで、なぜか可愛らしく感じてしまいます。
そして、さらに、ジャーナルスタンダードの別注モデル。
こちらは、甲部分がポニーのファーで、レザー部分がブラックのスコッチグレインの仕様になっています。
お次は、ミカエル<キャンバス>
写真出典:Yahoo Shopping
このほかにも、コードヴァンを使った限定モデルや、ハイカットのタイプもあるようです。
やはりなかでも、「ミカエルフォック」は希少な靴なので、見つけたら、買いかもしれません!!
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「大人の週末靴読本」
「PARABOOT公式サイト」
「Style Cruise」
「Amazon」
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