とっても立体的で個性的な「GEORGE CLEVERLEY(ジョージクレバリー) MATTHEW」 [George Cleverley]
「KUTULINE(クチュラン)」第47回の逸品は、、、
「George Cleverley(ジョージクレバリー) MATTHEW」です。
ブランド:George Cleverley(ジョージクレバリー)
モデル:MATTHEW
実は、このモデル、本国のイギリスから送っていただいたカタログに載っていて、めちゃくちゃ気になっていたんですよー。
日本ではお目にかかることができないのかなと思っていたら、見つけました、丸の内のBEAMSハウスで!
ジョージ・クレバリーの靴って、派手さはないけど、 履くとビシッとキマるのですよね。
見つけて、嬉しかったなー。
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「George Cleverley(ジョージクレバリー) MATTHEW」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、4です!
このモデルは、いわゆるローファーと呼ばれる靴です。
特徴としては、靴ひもがなく簡単に着脱できるところ。
畳文化の日本では、とても実用的な靴です。
でも、ローファーの代表的なデザインはコインローファーと言われるもの。
アッパーについているベルトのような部分(サドル)にコインがいれられる穴があるタイプですね。
対して、このMATTHEW は、ベルトが交差しているような凝ったつくりをしています。
とてもレアなデザインで、目を引くこと間違いありません!
ビスポークメーカーとしての技術が凝縮
「George Cleverley(ジョージクレバリー) 」」は、イギリスのブランドです。
創業は、1958年。製靴業を営む家庭に生まれたジョージクレバリー氏がビスポーク専門で開業しました。
ジョージクレバリーはトゥがノミの刃先のように鋭く落ちる「チゼルトゥ」の完成者として、有名ですね。
しかし、1991年に同氏が亡くなります。
その後は、ジョン・カネーラ氏とジョージ・グラスゴー氏によって、ブランドは再興されました。
ロンドンでも、ビスポークを誂えられるのは、僅かの工房です。
「ジョンロブロンドン」「フォスター&サン」そして、「ジョージクレバリー」。
この3つが主なビスポークメーカーと言えます。
紳士靴の本場であるイギリスロンドンにおいても、ビスポークで靴を誂えられる工房が希少になっていて、誂え靴を注文する人も少なくなってきました。
そこで、ジョージクレバリーは、ビスポークで培ったフィッティング性の高い製靴方法と様式美を既成靴に応用し、新たにレディメイドをスタートさせます。
そのレディメイドラインを日本ではセレクトショップのBEAMSが取り扱い、人気が広まっていきました。
今回、BEAMSハウスで見つけたMATTHEWはブラック。
サイズを伺ったところ、「6」 とのことでした。
サイズが合わなくて、泣く泣く諦めました~。
とは言え、実物をみると、上品さがあり、ますますMATTHEW に惹かれましたよ。
「6」 サイズのみなさん、チャンスです!
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本vol.3」
「BEAMS BLOG」
「George Cleverley公式HP」
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