上品さと軽快さが光る「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)Le Moc(ルモック)」 [J.M.WESTON]
「KUTULINE(クチュラン)」第103回の逸品は、、、
「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)Le Moc(ルモック)」です。
ブランド:J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)
モデル:Le Moc(ルモック)
なんと、キレイ色なローファーなんでしょう!!
革素材で、これだけクリアな発色ってめずらしいですよね。
さすが、タンナーを傘下に持つジェイエムウエストン。
今回ご紹介するのは2015年4月下旬にお目見えした新作ローファー「Le Moc(ルモック)」
ではでは、格付けしちゃいましょう!
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)Le Moc(ルモック)」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、4です!
このローファーは、ジェイエムウエストンのド定番でアイコンと言われている「180シグニチャーローファー」をオマージュしたもの。オマージュと言うのは、尊敬する作家や作品に影響を受けて、似たような作品を創作する事。また作品のモチーフを過去作品に求めることも指すそうです。
要は、現在のジェイエムウエストンのデザイナー、ミッシェル・ペリーさんが、クラッシックラインの「180シグニチャーローファー」に敬意を払いつつ、近しいものを作ったということになりますね。
この2つの大きな違いは、やはり軽さ。
「180シグニチャーローファー」はグッドイヤー製法でどっしりと作られているのに対して、「ルモック」はマッケイ製法で、革も柔らかいカーフスキンが採用されているので軽快さが特徴。
だから、このローファーたちは、履いた感覚が全く異なります。
さらに、「ルモック」は見た目にも、軽さのあるカラー展開をしています。
なんと、7色展開なんですねーー。
なかでも、メイン写真でご紹介している「ターコイズ」はとってもレアなカラー。
このルモックは、発売以来、とても人気で品薄状態が続いているそうです。
特に、人気なのが「ホワイト」。
180シグニチャーローファーと違って、足なじみが良いので、買ってすぐに履きこんでいけるのが魅力です。
今年の夏から、いきなりガンガン履けちゃいます。
一方で、グッドイヤーの履き心地が好きな方からすると、ちょっと物足りなさがあるそう。
あの万力締めやクッション性が好きという方にはおすすめしません。
ぜひ、実際に履いてみて、比べてみてくださいね。
ちなみに、当ブログの姉妹サイト「革靴倶楽部EYELET」で、この「ルモック」を徹底研究する記事をアップしてあります。
よろしければ、ご覧ください!!
記事「<ジェイエムウエストン>”LE MOC(ル・モック)”大研究!」を読む
時代を超えて愛される革靴ブランド「ジェイエムウエストン」
前回のガイド「#180シグニチャーローファー」「#590 トリプルソールダービー」 「#641ゴルフ」「#598ロジェ」「#705チェルシーブーツ」でご紹介したとおり、「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)」は、フランスのブランドです。
1891年に南フランスのリモージュで、エドワール・ブランシャール氏が創業しました。
ジェイエムウエストンの哲学は、たゆまず高品質を追求する靴づくりに対する真摯な姿勢です。
そして、顧客重視でものづくりを続けるということ。
そのあらわれでもある、サイズ展開は、バリエーションが豊富です。
通常のブランドは、足幅「Eウィズ」の展開しかないことも珍しくないなか、ジェイエムウエストンでは、数段階の足幅(ウィズ)の展開をしています。
こんなブランドは本当にめずらしいですよ。
それに加え、顧客のパーソナルな意向を叶える「スペシャルオーダー」や純正パーツを使った「リペアサービス」など、かゆいところに手が届くようなサービスを展開しています。
それゆえに、靴好きの気持ちをがっちり離さずにいるんですねー。
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」というおすすめ革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本vol.4/5」
「J.M.WESTON公式HP」
「OPENERS」
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