春夏は軽快に♪「Crockett&Jones（クロケット＆ジョーンズ） HARVARD（ハーバード）」

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革靴格付けガイド「KUTULINE（クチュラン）」第79回の逸品は、、、
「Crockett&Jones（クロケット＆ジョーンズ）　HARVARD（ハーバード）」です。

写真出典：FRAME

ブランド：Crockett&Jones（クロケット＆ジョーンズ）
モデル：HARVARD（ハーバード）
カラー：ブラック
ラスト：314

春夏シーズンに、やっぱりローファーは必須ですよね♪
今回は、クロケット＆ジョーンズのローファー「ハーバード」。

なんで、クロケットはイギリスのブランドなのに、ハーバードなんだろって思うのは私だけですかね。
やっぱり「オックスフォード」だと、内羽根かと思ってややこしい？

 

「KUTULIN（クチュラン）」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「Crockett&Jones（クロケット＆ジョーンズ）」のHARVARD（ハーバード）をご紹介します。

まずは、いきなり結論から……

KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、4です！

この「ハーバード」は、クロケットジョーンズのカントリーカーフを使ったペニーローファー「ボストン」をアンライニング仕上げでつくったものなんですって。

ただ、ボストンをより軽快にしたのかと思いきや、アッパーに使っている素材はホーウィン社のシェルコードバンと稀少なもの。

フォルムとしては、ヴァンプが短めで、アメリカントラッドを意識しているようです。
だから、ジャケパンスタイルには、ジャストミート！！ 

さすが、クロケット＆ジョーンズの靴は、技術はもちろん、感性が備わった上品さがありますね。

ちなみに、コードヴァンは、独特な風合いを持っていて、透明感と光沢がある靴です。
そして、エイジングを愉しめる素材でもありますので、長い時間をかけて自分らしい1足に育てると、愛着のある1足になること間違いなしですよ。

 

質実剛健さのなかにエレガンスを感じさせる靴

「Crockett&Jones （クロケット&ジョーンズ）」は、イギリスのブランドです。
 1879年、チャールズ・ジョーンズ氏と義理の兄弟ジェームス・クロケット氏によってノーザンプトンに創業されました。

現在は、4代目のジョナサン・ジョーンズ氏が社長に就任。


ジョナサン・ジョーンズ氏の就任以前は、ファッションブランドや他のシューズブランドの靴を多数OEM生産していましたが、就任以後は、オリジナルの生産に注力をしています。
そして、自社工場では、創業以来の伝統的な製法が守られていて、熟練した職人たちが、およそ8週間をかけて1足の靴を作っています。

 さらに、クロケット&ジョーンズは、紳士靴だけでなく、婦人靴も手がけていて、所有するラスト（木型）の数は世界一と言われています。

これらのことからも、クロケット&ジョーンズの特徴は、高い技術力で、高品質を実現し、一方でエレガンスを感じさせる靴づくりをしている点。
そして、品質と美しさ、そして価格と三拍子揃ったバランスの良いブランドということです。

ハーバードにも別注あり！

クロケット＆ジョーンズは、確かな技術力を持っているため、ジョンロブなど世界有数の高級ブランドの既製靴をOEM生産してきた実績があります。
ゆえに、デザインセンスに磨きがかかり、日本でもこぞって別注モデルを展開しています。

もちろん、今回ご紹介したハーバードにも別注モデルがあります！
イセタンメンズで展開中の2015年春夏別注モデルです。

こちらの別注では、あえてウィズ（足幅）をDウィズと細くして、アウトソールにはダイナイトソールを採用し、軽さと実用性をプラスしています。

アッパーの素材は、スエードやスコッチグレインレザーをラインナップ。

雨にも強い素材ですし、春夏の装いにぴったりの1足になっていますね。

※「KUTULIN（クチュラン）」は、
革靴倶楽部「EYELET（アイレット）」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET（アイレット）」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。

[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本究極メンテナンス編」
「FRAME　HP（2015/03/09現在）」

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タグ：Crockett