空前のブーム!?大人気の「PARABOOT(パラブーツ) CHAMBORD (シャンボード )」 [PARABOOT]
「KUTULINE(クチュラン)」第59回の逸品は、、、
「PARABOOT(パラブーツ) CHAMBORD (シャンボード )」です。
ブランド:PARABOOT(パラブーツ)
モデル:CHAMBORD (シャンボード )
第59回目にして、ようやく、パラブーツの「シャンボード」のご紹介です。
これまで、出し惜しみしてわけではなく、なんでしょう、美味しいものを最後まで取っておく性格なもので……。
私にとって、シャンボードは、コストパフォーマンスの高いマグロのトロといった感じでしょうか。
昨年末に、パターンオーダー会でシャンボードをオーダーしたのを機に、ついに格付けすることを決心しました!!
ちなみに、渾身のパターンオーダーレポートをこのブログの姉妹サイト「革靴倶楽部EYELET」で アップしていますので、よろしけばそちらの方も読んでみてくださいね♪
さあ、気になる格付けは……
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「PARABOOT(パラブーツ) CHAMBORD (シャンボード )」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、5です!
「シャンボード」といえば、パラブーツのアイコン的なUチップです。
しかも、2014年12月16日発売のメンズファッション雑誌『Begin(ビギン)』によると、一年間でビギン誌上に登場した回数はなんと10回。
さらに、ビギン誌上でご紹介されたファッションアイテムの中で一番の売上を記録したそうです。
今、改めて、日本で空前のブームとなっています。
このブームの背景にあるのは、どんなコーディネートにもマッチする普遍的なデザインがあるからこそだと思います。
そして、現在のファッショントレンドとマッチしていること。
クールビズなど、ビジネスシーンのカジュアル化が進んできている今、シャンボードはまさに主役級の活躍をみせてくれるアイテムです。
スーツスタイルでシャンボードというのはいかがかしらんとは思いますけれど、ジャケパンにはぴったりですし、ビジネスシーンでも使えること間違いなし!
カジュアルでの活躍は、言わずもがな。
1足は必ず持っておきたい万能シューズですね。
また、シャンボードの愛される理由はデザイン面だけではありません。
パラブーツオリジナル素材の良さが光るアイテムということも見逃せない点です。
まずは、パラブーツ独自の「Lisse Learther(リス・レザー)」。
この革は、 油分含量が高いカーフレザーで、雨に強く、頑丈な素材で、なんと「フランスの宝石」と呼ばれるほど。
劣化が少ないのも魅力です。
そして、なんといっても「PARATEX SOLE(テックスソール)」。
パラブーツは、ラバーソールを自社で生産しているブランドで、このパラテックスソールは、非常に上質な天然ラテックスでつくられています。しっとりした反発力があり、独特の粘り気がある履き心地が特徴で、歩いても歩いても、疲れにくい気がします。
だから、良く歩く日には、パラブーツの靴を選ぶことが多いほどです。ほんと、頼もしい相棒だと感じています。
これが、パラテックスソール。「RP」のイニシャルが入っていて、なんだか可愛らしいですね!
機能性と堅牢性で支持を集めるフレンチシューズのアイコン
「PARABOOT(パラブーツ)」は、フランスのブランドです。
しかも、フランス100%のブランドと言えます。
その理由は、フランスの自社工場で、ソールまで製造しているからです。フランスのイゾーとヒューレにファクトリーを所有し、この2つの工場でラバーソールやノルヴェイジャン製法の靴、あるいはグッドイヤー製法の靴を自社工場で一貫して生産しています。
だから、フランス100%。
ソールまで自社で製造しているブランドは、パラブーツだけなので、そういった意味でも、唯一無二のブランドだと言えます。
パラブーツのこだわりである「ソール」大研究!
パラブーツが自社生産するソールは、数種類にも及びます。
シューズサロンなとりやさんが、調べた資料がネット上に公開しています。
それが、これっ!
写真出典:シューズサロンなとりやブログ
ちょっと、古い資料のようですが、とてもわかりやすいですね。
では、現行の代表的なモデルをピックアップしてご紹介しますね。
まずは、「PARATEX(パラテックス)」ソール。
写真上の左部分がパラテックスソールの内側です。
真ん中部分がフィン状になっているのが、おわかりいただけますでしょうか。
実は、この部分で空気を蓄える構造となっていて、強度と保温性とクッション性を実現しています。
MARCHEはパラブーツの原点とも言えるラバーソールです。
チロリアンシューズの「MICHAEL(ミカエル)」「MORZINE(モジーン)」に採用されています。
ヒールと一体型になっているソールで、分厚く、内部がハニカム構造(正六角形・正六角柱を隙間なく並べた構造) になっているため衝撃吸収性が高いのが特徴です。
ソールのパターンデザインは、足で踏み込んだ際、力が外側に向かって分散されるように計算されているそう。
今度は、「GRIFFⅡ(グリフ2)」ソール。
このソールは、少し薄めで、パラテックスソール等に比べ、クッション性があまりないのが特徴です。
ボリューム感が抑え目となるため、ビジネスシーンでもカジュアルでも履きやすいというメリットがあります。
最後は、「ACTIV(アクティブ)」ソール。
このソールは、「SERIGNAN(セリニャン)」など少しドレス寄りのモデルに使われることが多いスマートな見た目のソールです。
他のソールに比べて、厚みがないにもかかわらず、クッション性が備わっています。
ソールは、雨に強いといった機能面だけでなく、履き心地に直結している大切なパーツですので、パラブーツの靴を選ぶ際には、ぜひソールを確認してみてください!
別注では、攻めの「シャンボード」が手に入るかも!?
パラブーツは、セレクトショップなどで別注モデルを数多く展開しているブランドです。
やはりどんなファッションでもマッチするデザイン性の高さゆえに、セレクトショップも放っておかないのでしょうね。
ということで、シャンボードの別注コレクションを一部ご紹介します。
Paraboot×Blue Work CHAMBORD
写真出典:ZOZOTOWN
ウェルトはナチュラルカラーなので、少しカジュアルな印象ですね。
Paraboot×International Gallery BEAMS
写真出典:ZOZOTOWN
International Gallery BEAMSエクスクルーシブモデルとして、コンビネーションカラー2色を展開しています。
Paraboot×EDIFICE PARABOOT EX CHAMBORD SET
写真出典:ZOZOTOWN
2014年のエディフィス20周年を記念してつくられたアニバーサリーセットモデル。附属のキルトをつけると上記の写真のようになります。とても上品な1足です。
別注でも物足りない!!という方は、パターンオーダーで世界に一つのシャンボードを発注してみるというのは、いかがでしょうか。
パラブーツのパターンオーダーは、アッパーの素材を選べるだけでなく、ソールやウェルトなど細かい仕様も選べるので、こだわり派の方にはおすすめです。
実際にパターンオーダーをしてみた記事を姉妹サイト「革靴倶楽部EYELET」でアップしてありますので、よろしければごらんください。
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「大人の週末靴読本」
「PARABOOT公式サイト」
「Style Cruise」
「Amazon」
おすすめの革靴情報なら革靴俱楽部EYELET(アイレット)へ!
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