洗練のフルブローグ「John Lobb(ジョンロブ) DARBYⅡ(ダービー2)」 [John Lobb]
「KUTULINE(クチュラン)」第99回の逸品は、、、
「John Lobb(ジョンロブ) DARBYⅡ(ダービー2)」です。
ブランド:John Lobb(ジョンロブ)
モデル:DARBYⅡ(ダービー2)
ラスト: 8695
ダービーでフルブローグというと、カジュアル度が高い靴のはずなのに、ジョンロブの手にかかるとこんなに上品になっちゃうんですよね。
さあ、気になる格付けは……
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「DARBYⅡ(ダービー2)」をご紹介します。
まずは、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、4です!
ジョンロブの外羽根式モデルの中でも、人気の高いモデルです。
とは言え、現行モデルは2014AWにお目見えした「ダービーⅢ」。
なので、こちらは廃版とことになりますね。
違いはと言うと、シルエットとアイレット。
Ⅲでは、ややロングノーズになり、アイレットが1つ減って4つになりました。
さらに、木型は、8695から7000番に変更。
ゆえに、ⅡよりもⅢの方がスタイリッシュな印象を受けるかもしれません。
でも、どちらかというと、Ⅱの方が好みです。
ジョンロブでは、細身でスタイリッシュさのある7000番を主流にするような動きがありますが、8695と言えば、数々の名作を生み出してきたジョンロブを代表する木型。
バランスの良さと履き心地の良さには定評がありました。
だから、私的には、8695を好む方が多いのでは、なんて思ったりしています。
意匠としては、トゥ部分のパンチングが本当に美しくて、完成度の高さを感じさせてくれる革靴ですね。
ジョンロブ東京ミッドタウン店で、「ダービーⅡ」を発見!
つい先日はじまった東京・六本木のジョンロブ直営店でダービーⅡがセールになっているのを発見しました。
お店としては、大々的にセールをやっているわけでなく、サラッとセール価格で売っているので、ちょっとわかりにくかったものの、スニーカーやチャッカブーツなどに混じって、ドレスシューズが2型位ありましたよ。
※もうすでに売り切れているかもしれませんが……。
直営店でもセールってやるんですね。
ちなみに、7/12迄やっているみたいです。
伝統に甘んじず、革新性を感じさせてくれる「John Lobb(ジョンロブ)」
「John Lobb(ジョンロブ)」は、靴の聖地・英国「ノーザンプトン」のオリバーストリートに居を構えるブランド。
もともとは、ビスポーク専門店として長い歴史を持っていたものの、経営難に見舞われた時にその高い製靴技術をエルメスにみそめられ、パリ店とブランド商標権を継承しました。
その後、レディメイド(既成靴)を手がける「ジョンロブ パリ」とビスポークを手がける「ジョンロブ ロンドン」として展開しています。
一応、分類としては、英国靴とされているものの、このような経緯からフランスのエッセンスも多分にミックスされており、英国というよりも、ユーロブランドと言う方がしっくりくるかもしれません。
そして、その歴史に裏付けされた伝統と技術、さらに進化し続ける革新性により、ジョンロブは「King of Shoes(キング オブ シューズ)と称されています。
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「OPNERS」
「John Lobb公式 HP」
「MEN'S EX 2010年8月号」
おすすめの革靴情報なら革靴俱楽部EYELET(アイレット)へ!
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