堅牢なストレートチップ「CHURCH'S(チャーチ)LANCASTER(ランカスター)」 [CHURCH'S]
革靴格付けガイド「KUTULINE(クチュラン)」第83回の逸品は、、、
「CHURCH'S(チャーチ) LANCASTER(ランカスター)」です。
出典:http://www.church-footwear.com/
ブランド:CHURCH'S(チャーチ)
モデル:LANCASTER(ランカスター)
ラスト:#173
また、また人気の<チャーチ>から、エントリー!!
なぜ、またイギリスの革靴を紹介するかと言うと、この動画を見ちゃったからなんですねーー。
さあ、気になる格付けは……
イギリスのBBC NEWSが 英国製の革靴を愛する日本の人々をテーマに報じています。
ノーザンプトンでつくられる靴の3分の1が日本に輸出されるそうですよ!
ちゅうことは、チャーチの靴も……。
ということで、いつものように格付けしますね!!
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日ピックアップする革靴ブランドは、「CHURCH'S(チャーチ) 」。モデルは、「LANCASTER(ランカスター)」をご紹介します。
まずは、いきなり結論から……
KUTULINの独断と
偏見による「クチュランポイント」は、4です!
このモデルは、すでにご紹介した「DIPLOMAT(ディプロマット)」「CONSUL(コンサル)」と同じ、ラスト#173が採用されています。
#173は、ドレスシューズでは主流のラストで、丸すぎす、かといってスクエア過ぎず、バランスの良いトゥの形が特徴のラスト。
印象としては、素朴かつ、エレガントです。
そして、#173ラストというのは、それまでのドレスシューズの主流だったラスト#73の復刻版として生まれました。
クラシックなフォルムを継承しながら、現代人の足型に合うようにフィッティングが調整されているので、雰囲気はクラシカルで、履き心地も快適です。
今回ご紹介するランカスターは、ストレートチップ。
チャーチのストレートチップと言えば、コンサルの方がメジャーですので、隠れた存在になっているかもしれませんね。
でも、どんな違いがあるかって、お分かりになりますか?
こちらは、コンサルです。
そして、こちらがランカスター。
どちらも、内羽式のレースアップですから、あまり違いがわからないかもしれません。
でも、コバ周りを見てください。
ランカスターの方が貼りだしているために、すこしボリュームがあるように感じませんか。
実は、ランカスターはダブルソール、ストームウェルト仕様。
完全にドレス仕様のコンサルと比べて、カジュアルな靴だと言えますね。
さらに言えば、レースステイ部分のステッチが違います。
ゆえに、コンサルはフォーマル仕様のストレートチップ、ランカスターは外回りの多いビジネスマン向けのストレートチップと捉えられます。
とはいえ、ランカスターでもコンサルでも、上品さが醸し出されますよね。
ちなみに、2015年3月に、<チャーチ>の輸入代理店である渡辺産業さんが運営する「BRITISH MADE」で希少な素材のコードヴァンを使用したランカスターが限定発売されました。
2015年4月22日16:00現在、「7.0」のみ在庫がありました!
とってもレアなモデルですから、コードヴァン好きの方は要チェックですね。
とっても英国的なのにモダンなCHURCH'S(チャーチ)
「CHURCH'S(チャーチ)」は、靴の聖地・英国「ノーサンプトン」で1873年に創業されたブランドです。
その歴史は古く、創業以来英国靴のトップブランドとして、真摯なものづくりを続けています。
一方、1999年に、プラダに買収されてからは、靴作りにファッション性とモード性が加わりました。
今回ご紹介するチェットウィンドは、チャーチの定番モデル。
前述したように、このチェットウィンドに使われている「#173」ラストは、チャーチの「コンサル」「ディプロマット」と言ったドレスシューズにも使われています。
そして、チャーチは、1965年に英国女王エリザベス2世より「英国女王賞」が授与された伝統と格式のあるブランド。
長きにわたって愛されているという事実は、チャーチの靴がいかにクオリティの高いものかを証明しています。
ぜひ、実際に、見て触って履いてみて、そのクオリティを感じ取ってみてくださいね。
個性的な木型があります!
チャーチには、ドレスにも、カジュアルにも多くの名作といわれるモデルがあります。
そして、それは、個性が際立つラストによってつくられてきました。
例えば、今回ご紹介した#173。
これは、エレガントなドレス向けのラストです。
そして、#103。
こちらは、チャーチの名作プレーントゥ「SHANNON(シャノン)」に使われいるラスト。
特徴は、横幅が#173に比べてゆったりとしていて、踵部分は小さ目につくられているということ。
これにより、履き心地がとてもコンフォタブルになります。
さらに、#81。
このラストは、ジェイムズボンドも履いているチャッカブーツ「RYDER(ライダー)」に使われています。
ポッテリしてボリュームのあるトゥシェイプで、横から見ても丸みがあります。
このブログの姉妹サイトである『革靴俱楽部EYELET』で、チャーチの#173ラストと#103ラストを比較分析する記事「【実証分析】<チャーチ(CHURCH’S)>ラスト #173 ・ #103比較」をアップいたしました!
#173ラストのモデルを持っていて、次は#103ラストを使ったシャノンや「LAMBOURN(ランボーン)」の購入を考えている方、またその逆の方も必見です♪
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本vol.4/5」
「CHURCH'S公式HP」」
「BRITISH MADE HP」
おすすめの革靴情報なら革靴俱楽部EYELET(アイレット)へ!
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