タッセルの逸品「ALDEN(オールデン) #563」 [ALDEN]
「KUTULINE(クチュラン)」が選んだ第73回の逸品は、、、
「ALDEN(オールデン) #563 タッセルモカシン」。
ブランド:ALDEN
モデル:#563
カラー:#8 バーガンディ
プライス:¥113,400(税込) ※2015年3月11日現在 ラコタハウスHPにて確認
タッセルスリッポンと言えば、オシャレメンズ御用達革靴ブランドの「オールデン」。
コードヴァンが使われているので、オーラが違いますよね!
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「ALDEN(オールデン) #563 タッセルモカシン」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、4です!
軽快かつ深みのある足元を演出してくれるタッセルモカシン
オールデンならではの、コードヴァンを使ったモデルです。
タッセルモカシンは、 タッセルローファーとも言い、スリッポン型の革靴。
ひも靴と違って、着脱がしやすいために、屋内で靴を脱ぐ畳文化の日本人向きの靴ですね。
足元を軽快に見せてくれるので、春夏にピッタリのデザイン。
カジュアルな革靴として、クールビズに活躍させている方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、ローファーだと、カジュアル度が高すぎてしまい、ビジネスで履くのは躊躇しちゃうな~、なんて思っている方もいらっしゃるかも(+_+)
そんな時に取り入れやすいのが、このタッセルモカシン。
タッセル(房飾り)がついている分、ローファーをはじめとするスリッポンの中でもドレス度が高いと言われています。
だから、ジャケパンスタイルにもはまりますよー。
このオールデンのタッセルモカシンは、バランスの良いフォルムで、非常にベーシック。
だから、普遍的で長く履けちゃいますね。
このモデルは、素足に履くのが楽ですけれど、上手く靴下をコーディネイトできる人がオサレ上級者のような気がします。
なんと、タッセルモカシンは、オールデンがオリジン!
なぜ、そんなにファッション感度の高い人からの評価が高いかと言うと、普遍的なデザインと、履き心地の良さゆえではないでしょうか。
アメリカの俳優ポール・ルーカスの依頼により誕生したもので、1950年代に、弁護士を中心に大流行。
その理由が、学生時代にローファーで過ごしていたけれど、ローファーをそのままビジネスユースできないので、ひも靴のようなフォーマルさを兼ね備えたタッセルローファーを愛用したからだそうですよー。
オールデンが生んだタッセルモカシン。今では、各ブランドで生産しているものの、やはりタッセルモカシンの代表作というと、これ。
1足あると、本当に重宝しますよ!!
思い切りアメリカンな「オールデン」
「ALDEN(オールデン)」は、アメリカ・マサチューセッツ州のミドルボロウで創業された
アメリカの代名詞的なブランドです。
アメリカ靴の作りはとても合理的であるところが特徴。
ALDENの靴は、創業以来、徹底して歩きやすさを追求しています。
なかでも、歩きやすさを徹底的に追求したモデルが
ALDENの木型の中で、最も有名な「Modified last(モディファイドラスト)」です。
このラストは、土踏まず部分をしっかりとホールドしてくれるシェイプで
最高の履き心地、フィット感を与えてくれます。
そして、ALDENの魅力は、履き心地の良さだけではありません。
特別な存在感で洗練されたカジュアルにも対応できる
懐の深さが大人に支持されるのです。
木型で魅力を語れるオールデン!
今回ご紹介した#1339はバリーラストというオールデンを代表する木型です。
オールデンには、その他にも名作ラストと呼ばれている木型がたくさん存在しています。
実は、オールデンには、8タイプの木型があるんです。
1)PLAZA LAST(プラザ・ラスト)
2)ABERDEEN LAST(アバディーン・ラスト)
3)HAMPTON LAST(ハンプトン・ラスト)
4)VAN LAST(バン・ラスト)
5)BARRIE LAST(バリー・ラスト)
6)MODIFIED LAST(モディファイド・ラスト)
7)TRUBALANCE LAST(トゥルーバランス・ラスト)
8)TRUELINE LAST(トゥルーライン・ラスト)
ちなみに、[1]~[3]は小さ目に、[4]はローファー用として、[5]~[8]は大き目につくられています。
写真出典:IMPORT SHOES SALON
お気に入りのオールデンを手に入れて、長いスパンで育ててみてくださいね!
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「2nd 2015 2月号」
「THE LAKOTA HOUSE公式HP」
[スポンサードリンク]
コメント 0