一味違う味わいがある「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) ダブルモンクストラップ」 [BETTANIN & VENTURI]
「KUTULINE(クチュラン)」第61回の逸品は、、、
「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) ダブルモンクストラップ」です。
ブランド:BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ)
モデル:ダブルモンクストラップ
カリスマ職人ジョゼッペ・ベッタニン氏が率いるベッタニン&ベントゥーリのダブルモンクストラップをご紹介します。
2014年の秋、このブランドのパターンオーダー会で、注文してみました。
ジョゼッペ・ベッタニン氏ご本人が来日されていたので、いろいろとアドバイスをしていただいた挙句、サインまでねだってしまいました!!
案外快く応じてくださいましたよー。
えへっ(^_-)-☆
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。今日は、「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) ダブルモンクストラップシューズ」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、3です!
ダブルモンクというと、どちらかとスタイリッシュな印象を持つ靴が多い中、このベッタニン&ベントゥーリの靴は、少しワイルドな印象を与えています。
その理由のひとつは、アッパーの素材です。
バッファローレザーを使用しているので、革の表面に独特なシボ感があり、それゆえにワイルドさが醸し出されている気がします。
しかも、カラーリングのネイビーがなんとも言えません。
ベッタニン&ベントゥーリは、イタリアの靴なのに、ノーズが短めです。
特に、この靴に使われているラストは、「バラクーダ」と呼ばれている木型で、クラッシックさとモダンさが絶妙なバランスで織り交ぜられたようなフォルムになっています。
ゆえに、人気のあるラストで、ベッタニンを代表するラストの一つなんです。
そして、どうしても注目してしまうのが、バックル。
大きめなラウンド型の バックルが取り付けられているので、目を引きますし、少しワイルドな印象のあるバッファローレザーにマッチしています。
さらに、特筆すべきは、履き心地です。
ワイルドな見た目に反し、実は、バッファローレザーは、とても柔らかく、雨にも強い優秀な素材。
そして、製法としてはグッドイヤーフレックス製法が採用されているので、グッドイヤーの丈夫さはそのままマッケイ製法で作られたようなソールの返りの良さがあります。
実際に、ソール部分を曲げてみると、簡単にクニュと曲がりましたよ!
しかも、ベッタニン&ベントゥーリの靴は、インソールが立体的につくられていていますから、本当に履き心地が良いんです。
ダブルモンクストラップシューズは、ビジネスからカジュアルまでコーディネートできる万能シューズですし、履き心地の良い1足を手に入れておけば、鬼に金棒ですよね。
しかも、朗報です!!このモデルは2014年秋冬の新作なのですが、伊勢丹などのセールで出ていました。(2015年1月17日現在)
もちろん、サイズは揃っていないと思いますが、もしご自身のサイズが残っていれば、ラッキーですよ。
家族経営で作られる貴重な靴たち
「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) 」は、イタリアのブランドです。
1850年に、イタリア北部のヴェローナで創業されました。
ヴェローナといえば、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台として有名ですね。
私もイタリア観光に行った際には、このヴェローナを訪れ、ロミオの家を見てきました。
現在は、4代目のジョゼッペ・ベッタニン氏を中心に家族5人で経営をしています。
そして、ス・ミズーラ(オーダーメード)からレディメード(既成)までこなしているのです。
前段でも4代目のジョゼッペ・ベッタニン氏が「神の手」を持つと言われていることに触れましたが、なぜかというと、ジョゼッペ氏は「カデノン」というジョゼッペ氏にしかできない技を持っているから。
カデノンは、ノルヴェジェーゼ製法の原型ともいうべきもの。
ノルヴェジェーゼ製法よりも手間が多く、その製法で仕上げた靴は堅牢になるという、150年も前から受け継がれている製法なんです。
でも、とてもとても高度な手技が必要な技法で、いまでは世界中でジョゼッペ氏ひとりだけがこの技を駆使できる、というわけ。
本当に、イタリアにはカリスマ靴職人が多いですよね。
ジョゼッペ氏は、もう70歳後半に差し掛かっていますけれど、もっと先輩のエンツォ・ボナフェ氏を尊敬しているそうです。
ちなみに、このジョゼッペ氏、本国イタリアでは、シルバノ・ラッタンジ氏を凌ぐカリスマとのこと。
ベッタニン&ベントゥーリの靴は、ノルヴェジェーゼ、グッドイヤー、マッケイと幅広い製法を駆使して、完成度が高いのです。 そして、靴作りの工程の90%を手作業でつくる「九分仕立て」により、丁寧な靴作りを1続けています。
神の手を持つと言われるジョゼッペ・ペッタニン氏 出典:Gainer.jp
2014年のパターンオーダー会で、注文する際には、気に入ったデザインを掛けあわせたいなど、かなりわがままな希望を言ってみたのですが、すべて受け入れてくださって、ジョゼッペさんの職人魂を強く感じましたし、やっぱり職人さんってすごいなーと感動しました。
オーダーした靴が出来上がるのは、2015年5月頃の予定です。
今から、楽しみです。
ちなみに、このブログの姉妹サイト「革靴俱楽部EYELET」で、ベッタニン&ベントゥーリのパターンオーダー自腹体験レポートの記事を掲載しています。よろしければ、そちらもご覧ください!
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本vol.5」
「Gainer.jp」 「BOQ」 「tailor & cloths」
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