クラフトマンシップが詰まった「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)#677 ハントダービー」 [J.M.WESTON]
「KUTULINE(クチュラン)」第53回の逸品は、、、
「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)#677 ハントダービー」です。
ブランド:J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)
モデル:#677 ハントダービー
このモデルを出してしまっていいのか、悩みました……。
これぞ、ジェイエムウエストンの代表作にして、最高峰。
ド迫力のUチップ、クイズダービーならぬ「ハントダービー(通称:ドゴール)」をご紹介します。
「はらたいらさんに、2万点!! 」
さあ、気になる格付けは……
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)#677 ハントダービー」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、4です!
前段にも触れたとおり、ド迫力のUチップです。
それもそのはず、なんと軍用の靴をベースに作られているそうで、ノルウィージャンウエルト製法で、ダブルソール、見るからに堅牢な感じ。
しかも、ソールにはヴィンテージスチールがあらかじめ装着されていますから、歩くとカツカツと音がします。
とはいえ、このハントダービーは堅牢さだけがウリの革靴ではありません。
世界最高峰と呼ばれるタンナー「デュプイ社」を傘下に置く、ジェイエムウエストンならではの上質な革を使っていますし、トゥ部分には、高い技術が求められるスキンステッチが施されています。
完全ハンドメイドでつくられた靴は、他を寄せ付けないくらいのの存在感です!
Uチップというと、カジュアル靴の代表でもあるわけですが、ビジネスのカジュアル化が進んでいる今、ビジネスシーンでも使える靴となってきています。
クールビズ期間中はもちろんのこと、ジャケパンでの合わせもグッド。
マルチに履ける靴になってきていますので、時代を問わない魅力を持つこの「ハントダービー」を手に入れて、十数年かけて育ててみるというのも、良いですよね。
そう、この靴は、短気な方には、おすすめしません。
つくりがあまりにもしっかりしすぎているため、なかなか足馴染みしにくいのです。
かといって、最初からルーズフィッティングで選んでしまうというのも、どうかなー、と。
ゆっくりと育てていける心の余裕をお持ちの方に、相応しい靴かもしれませんね。
ちなみに、とっても存在感があって、ゴツさを感じるハントダービーですが、実際に履いてみると、そこまでゴツく感じませんので、眺めるだけでなく、ぜひ足入れをしてみてください!!
時代を超えて愛される革靴ブランド「ジェイエムウエストン」
前回のガイド「#180シグニチャーローファー」「#590 トリプルソールダービー」 「#641ゴルフ」「#598ロジェ」「#705チェルシーブーツ」でご紹介したとおり、「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)」は、フランスのブランドです。
1891年に南フランスのリモージュで、エドワール・ブランシャール氏が創業しました。
ジェイエムウエストンの哲学は、たゆまず高品質を追求する靴づくりに対する真摯な姿勢です。
そして、顧客重視でものづくりを続けるということ。
そのあらわれでもある、サイズ展開は、バリエーションが豊富です。
通常のブランドは、足幅「Eウィズ」の展開しかないことも珍しくないなか、ジェイエムウエストンでは、数段階の足幅(ウィズ)の展開をしています。
それに加え、顧客のパーソナルな意向を叶える「スペシャルオーダー」や純正パーツを使った「リペアサービス」など、かゆいところに手が届くようなサービスを展開しています。
それゆえに、靴好きの気持ちをがっちり離さずにいるんですねー。
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本vol.3/4/5」
「J.M.WESTON公式HP」
おすすめの革靴情報なら革靴俱楽部EYELET(アイレット)へ!
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