使い勝手の良いUチップ「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)#598 スプリットトゥクラッシックダービー」 [J.M.WESTON]
「KUTULINE(クチュラン)」第40回の逸品は、、、
「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)#598 スプリットトゥクラッシックダービー」です。
ブランド:J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)
モデル:#598 スプリットトゥクラッシックダービー
前回ご紹介したジェイエムウエストンのゴルフに引き続きウエストンで人気のUチップ「#598」をご紹介します!
パラブーツの「シャンボード」といい、ジェイエムウエストンの「ゴルフ」といい、エドワードグリーンの「ドーバー」といい、名作揃いのU チップ。
でも、意外に靴好き以外からは人気薄らしい……。
さあ、気になる格付けは……
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)#598 スプリットトゥクラッシックダービー」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、4です!
カジュアルUチップの頂点とも言える、ゴルフと比べて、少し、いやだいぶエレガントな「#598」。
通称、「ロジェⅡ」と呼ばれることもあるそうです。
Uチップなので、もちろんカジュアルな靴なのですが、アッパーに施されたU字が踵方向の側面に伸びていて、スッキリとしたシルエットになっています。
そして、何より強調したいのが、革質の良さ。
ジェイエムウエストンは、皮の鞣しから靴の製造まで一貫生産をするブランドとして知られていて、トップクラスの極上革を使っています。
だからですかねー、写真を撮してみると、とってもフォトジェニックなんです!
なんとも言えない光沢が、アッパーから醸し出されます。
そして、この598は、とても気の利く靴です。
その理由は、ソール。
598のソールは、ラバーとレザーのものが用意されていて、レザーのソールにはあらかじめトゥ部分の補強になるヴィンテージスチールが装着されています。
598のようにダブルソールの靴は、最初反り返りが良くないので、トゥ部分が地面に当たってダメージを受けてしまいがち。
そのダメージを防ぐために、あらかじめ補強してくれるのは、ありがたいですね。
とはいえ、ラバーのソールにスチールを着けたくない人にとっては、余計なことかもしれませんが……。
ちなみに、うちにはブラックでラバーソールのロジェと、ブラウンでレザーソールのロジェがありまして、結構重宝しています。今、改めて注目のブランド「ジェイエムウエストン」
前回のガイド「#180シグニチャーローファー」「#590 トリプルソールダービー」 「#641」ゴルフ」でご紹介したとおり、「J.M.WESTON(ジェイエムウエストン)」は、フランスのブランドです。
1891年に南フランスのリモージュで、エドワール・ブランシャール氏が創業しました。
ジェイエムウエストンの哲学は、たゆまず高品質を追求する靴づくりに対する真摯な姿勢です。
そして、顧客重視でものづくりを続けるということ。
そのあらわれでもある、サイズ展開は、バリエーションが豊富です。
通常のブランドは、足幅「Eウィズ」の展開しかないことも珍しくないなか、ジェイエムウエストンでは、数段階の足幅(ウィズ)の展開をしています。
それに加え、顧客のパーソナルな意向を叶える「スペシャルオーダー」や純正パーツを使った「リペアサービス」など、かゆいところに手が届くようなサービスを展開しています。
それゆえに、靴好きの気持ちをがっちり離さずにいるんですねー。
J.M.WESTON×メンズEXのイベントを開催
2014年12月5日に、ジェイエムウエストンとメンズEXがコラボしたイベントが開催されます。
会場は、あのラグジュアリーホテル「ウェスティンホテル東京」。
「クラシックジェントルマンズナイト」と称し、特典一杯のパターンオーダー会を予定しているようです。
今回、パターンオーダーを受け付けるのは、「#180 シグニチャーローファー」「#641 ゴルフ」他で、598は受付不可。
限定20名ですので、ジェイエムウエストンでオーダーを考えている方は要チェックですよ!
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本vol.3/4/5」
おすすめの革靴情報なら革靴俱楽部EYELET(アイレット)へ!
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598とロジェは別の靴ではないでしょうか?ロジェはラバーソールで4アイレット、598はレザーソールで5アイレットの筈です。
また爪先のスチールは、補強が目的というより、爪先だけが磨り減った際に部分交換しやすくすることが目的ではないでしょうか?スチールを打ったからといって減りにくくなることは経験上ありません。
by カモネギ (2015-01-03 16:49)