流麗なフォルムでデキる男を演出できる「GAZIANO & GIRLING(ガジアーノ & ガーリング)ISHAM(アイシャム)」 [GAZIANO & GIRLING]
「KUTULINE(クチュラン)」第39回の逸品は、、、
「GAZIANO & GIRLING(ガジアーノ & ガーリング) のUチップ」です。ブランド:GAZIANO & GIRLING(ガジアーノ & ガーリング)
モデル:ISHAM(アイシャム)
ISHAMって、「Shazna」 ?、って思いませんでした?
このモデル名は、「アイシャム」なのに、ついつい「イシャム」と呼びたくなります……。
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「GAZIANO & GIRLING(ガジアーノ & ガーリング) のUチップ」をご紹介します。
まずは、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、4です!
ビスポーク仕込みの高度な技術力が生きるUチップ
「GAZIANO & GIRLING(ガジアーノ & ガーリング) 」は、イギリスのブランドです。
エドワード・グリーンのモデリスト兼ビスポークの責任者をしていたトニーガジアーノ氏とジョン ロブ ロンドン、ジョージクレバリーなどのビスポークを手がけてきた職人のディーン・ガーリング氏が2006年にブランドをスタートさせました。
→ガジアーノ&ガーリングの詳しい紹介は、前回の記事で掲載しています。
このモデル「アイシャム」は、エドワードグリーンの「808」ラストの流れを組んでいるようなモデルです。実は、 エドワードグリーンのラスト「808」 の開発にこのガジアーノ&ガーリングのトニー・ガジアーノ氏が関わっていたのですね。
「808」の特徴は、スクエアトゥのロングノーズ。そして、ビスポーク靴のようなスリムさ。それをさらに、流麗に仕上げたような印象を受けます。
写真のモデルは、ブラックのグレインレザーを使用したもの。
ただ流麗というだけでなく、男らしさを演出できるアイテムですよね。
パッと見、堅いイメージで、仕事のできる男という感じがします。
それゆえでしょうか、、、このモデルは本来Uチップのため、カジュアルなジャケパンに合わせたくなるところですが、なぜか、ジャケパンではキマリませんでした……。
スーツでビシッとキメた方がはまりそうです。
ライトアングルステッチにトゥのシャドウステッチと職人の技が光る逸品
このUチップ「アイシャム」は、さまざまな要素が入った1足です。
例えば、見出しにしたモカのライトアングルステッチとトゥのシャドウステッチ。
ライトアングルステッチは、U字の中の革と外の革を繋ぎ合わせるためのステッチです。
そして、トウの先端にある縦割りの縫い目が、糸を表面に露出しないよう縫うシャドーステッチ。
どちらも非常に高度な技術が要求される意匠で、靴好きにはたまらないディテールになっています。
一方で、ストームウェルトやダブルソールなど、カントリーシューズのようなタフさも備えられています。
細部にわたって高品位な仕上げが施されているのは、ビスポーク仕込みの確かな技術がなせる業ですね。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本vol.5」
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
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