神の手を持つ職人が生み出す極上ブーツ「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) 1101」 [BETTANIN & VENTURI]
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「KUTULINE(クチュラン)」第22回の逸品は、、、
「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) 1101」です。
ブランド:BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ)
モデル:1101
今回は、「神の手」を持つと言われている「ジョゼッペ・ベッタニン氏」というカリスマが率いるベッタニン&ベントゥーリ。
イタリアはスター★アルチザンが多いですね。
「神の手」というと、マラドーナを思い出します(´・ω・`)
ということで、ベッタニン&ベントゥーリのブーツ「1101」を格付けします!
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) 1101」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
イタリアの靴なのに、ノーズが短めで、トゥもラウンド。
黒い靴を赤でカラーリングして、深みのある色合いになっていて、なんだか余裕を感じます。
そして、ソールには、とってもイタリアらしい、ブランドの紋章が刻印されていて、なんだか力強さを感じます。
余裕と力強さからでしょうか、、、ベッタニン&ベントゥーリの顧客には、アーノルド・シュワツルネッガー氏やガンズ&ローゼズのヴォーカル、アクセル・ローズ氏らが名を連ねているそうです。
このことからも、わかるように、決してのび太くんのような人が履く靴ではありません。
自身が持つワイルドさに自信がある方におすすめしたい靴です。
「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) 」は、イタリアのブランドです。
1850年に、イタリア北部のヴェローナで創業されました。
ヴェローナといえば、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台として有名ですね。
私もイタリア観光に行った際には、このヴェローナを訪れ、ロミオの家を見てきました。
現在は、4代目のジョゼッペ・ベッタニン氏を中心に家族5人で経営をしています。
そして、ス・ミズーラ(オーダーメード)からレディメード(既成)までこなしているのです。
前段でも4代目のジョゼッペ・ベッタニン氏が「神の手」を持つと言われていることに触れましたが、なぜかというと、ジョゼッペ氏は「カデノン」というジョゼッペ氏にしかできない技を持っているから。
カデノンは、ノルヴェジェーゼ製法の原型ともいうべきもの。
ノルヴェジェーゼ製法よりも手間が多く、その製法で仕上げた靴は堅牢になるという、150年も前から受け継がれている製法なんです。
でも、とてもとても高度な手技が必要な技法で、いまでは世界中でジョゼッペ氏ひとりだけがこの技を駆使できる、というわけ。
本当に、イタリアにはカリスマ靴職人が多いですよね。
ジョゼッペ氏は、もう70歳後半に差し掛かっていますけれど、もっと先輩のエンツォ・ボナフェ氏を尊敬しているそうです。
ちなみに、このジョゼッペ氏、本国イタリアでは、シルバノ・ラッタンジ氏を凌ぐカリスマとのこと。
ベッタニン&ベントゥーリの靴は、ノルヴェジェーゼ、グッドイヤー、マッケイと幅広い製法を駆使して、完成度が高いという特徴のほかに、インソール部分の工夫があります。
インソール部分を立体的にし、クッションを入れることで、極上の履き心地を実現しているのです。
そして、靴作りの工程の90%を手作業でつくる「九分仕立て」により、丁寧な靴作りを1続けています。
神の手を持つと言われるジョゼッペ・ペッタニン氏 出典:Gainer.jp
レースアップシューズの「1101」は、ベッタニン&ベントゥーリらしさが良く出ているモデルです。
とはいえ、このブーツはカデノン製法で作られたのではなく、グッドイヤーで作られたもの。
フォルムは、イタリア靴に特徴的な細長いものではなく、短めのノーズに丸っこいトゥ。
そのトゥの部分には、穴飾りが施され、絶妙なバランスになっています。
そして、その履き心地はというと、見た目の印象を裏切る軽さで、フィット感も抜群です。
ベッタニン&ベントゥーリは、日本のほか、アメリカ、カナダ、ノルウェー、ロシアで展開していて、なかでもアメリカのバーニーズでの年間販売足数は1000を超えるそう。
このことからも、ベッタニン&ベントゥーリの靴は、アメリカで支持されているとわかります。
人気のアメリカンブランド・オールデンの特徴からもわかるように、アメリカでは、見た目の美しさだけでなく、履き心地の良さも重視されているからです。
ベッタニン&ベントゥーリの靴は、両面をバランスがよく追求している点が、アメリカで支持されている、ということですね。
ちなみに、ベッタニン&ベントゥーリでは、パターンオーダー会を定期的に実施しています。
昨年度は、赤坂テイラーアンドクロースと伊勢丹メンズ館、バーニーズニューヨーク銀座店B1Fで実施されています。
今年も同様に実施の予定だそうですが、ジョゼッペ氏が来日するかは、まだ未定とのこと。
ぜひ、ご本人にお会いしたいものですね!
ちなみに、過去には、ジョゼッペ・ペッタニン氏とシルヴァノ・ラッタンツィ氏、エンツォ・ボナフェ氏の3人でデモンストレーションを行ったイタリア革製品の展示会があったそうです。
渋いおじさま好きな私にはたまりません!!また、やってほしいです。
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本vol.5」
「Gainer.jp」
「BOQ」
「tailor & cloths」
「Stefano Bemer公式HP」
「Silvano Lattanzi公式HP」
「Stefano Branchini公式HP」
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「KUTULINE(クチュラン)」第22回の逸品は、、、
「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) 1101」です。
ブランド:BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ)
モデル:1101
今回は、「神の手」を持つと言われている「ジョゼッペ・ベッタニン氏」というカリスマが率いるベッタニン&ベントゥーリ。
イタリアはスター★アルチザンが多いですね。
「神の手」というと、マラドーナを思い出します(´・ω・`)
ということで、ベッタニン&ベントゥーリのブーツ「1101」を格付けします!
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) 1101」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、3です!
イタリアの靴なのに、ノーズが短めで、トゥもラウンド。
黒い靴を赤でカラーリングして、深みのある色合いになっていて、なんだか余裕を感じます。
そして、ソールには、とってもイタリアらしい、ブランドの紋章が刻印されていて、なんだか力強さを感じます。
余裕と力強さからでしょうか、、、ベッタニン&ベントゥーリの顧客には、アーノルド・シュワツルネッガー氏やガンズ&ローゼズのヴォーカル、アクセル・ローズ氏らが名を連ねているそうです。
このことからも、わかるように、決してのび太くんのような人が履く靴ではありません。
自身が持つワイルドさに自信がある方におすすめしたい靴です。
家族経営で作られる貴重な靴たち
「BETTANIN & VENTURI(ベッタニン&ベントゥーリ) 」は、イタリアのブランドです。
1850年に、イタリア北部のヴェローナで創業されました。
ヴェローナといえば、シェイクスピアの戯曲「ロミオとジュリエット」の舞台として有名ですね。
私もイタリア観光に行った際には、このヴェローナを訪れ、ロミオの家を見てきました。
現在は、4代目のジョゼッペ・ベッタニン氏を中心に家族5人で経営をしています。
そして、ス・ミズーラ(オーダーメード)からレディメード(既成)までこなしているのです。
前段でも4代目のジョゼッペ・ベッタニン氏が「神の手」を持つと言われていることに触れましたが、なぜかというと、ジョゼッペ氏は「カデノン」というジョゼッペ氏にしかできない技を持っているから。
カデノンは、ノルヴェジェーゼ製法の原型ともいうべきもの。
ノルヴェジェーゼ製法よりも手間が多く、その製法で仕上げた靴は堅牢になるという、150年も前から受け継がれている製法なんです。
でも、とてもとても高度な手技が必要な技法で、いまでは世界中でジョゼッペ氏ひとりだけがこの技を駆使できる、というわけ。
本当に、イタリアにはカリスマ靴職人が多いですよね。
ジョゼッペ氏は、もう70歳後半に差し掛かっていますけれど、もっと先輩のエンツォ・ボナフェ氏を尊敬しているそうです。
ちなみに、このジョゼッペ氏、本国イタリアでは、シルバノ・ラッタンジ氏を凌ぐカリスマとのこと。
ベッタニン&ベントゥーリの靴は、ノルヴェジェーゼ、グッドイヤー、マッケイと幅広い製法を駆使して、完成度が高いという特徴のほかに、インソール部分の工夫があります。
インソール部分を立体的にし、クッションを入れることで、極上の履き心地を実現しているのです。
そして、靴作りの工程の90%を手作業でつくる「九分仕立て」により、丁寧な靴作りを1続けています。
神の手を持つと言われるジョゼッペ・ペッタニン氏 出典:Gainer.jp
最もベッタニン&ベントゥーリらしいモデル「1101」
レースアップシューズの「1101」は、ベッタニン&ベントゥーリらしさが良く出ているモデルです。
とはいえ、このブーツはカデノン製法で作られたのではなく、グッドイヤーで作られたもの。
フォルムは、イタリア靴に特徴的な細長いものではなく、短めのノーズに丸っこいトゥ。
そのトゥの部分には、穴飾りが施され、絶妙なバランスになっています。
そして、その履き心地はというと、見た目の印象を裏切る軽さで、フィット感も抜群です。
ベッタニン&ベントゥーリは、日本のほか、アメリカ、カナダ、ノルウェー、ロシアで展開していて、なかでもアメリカのバーニーズでの年間販売足数は1000を超えるそう。
このことからも、ベッタニン&ベントゥーリの靴は、アメリカで支持されているとわかります。
人気のアメリカンブランド・オールデンの特徴からもわかるように、アメリカでは、見た目の美しさだけでなく、履き心地の良さも重視されているからです。
ベッタニン&ベントゥーリの靴は、両面をバランスがよく追求している点が、アメリカで支持されている、ということですね。
ちなみに、ベッタニン&ベントゥーリでは、パターンオーダー会を定期的に実施しています。
昨年度は、赤坂テイラーアンドクロースと伊勢丹メンズ館、バーニーズニューヨーク銀座店B1Fで実施されています。
今年も同様に実施の予定だそうですが、ジョゼッペ氏が来日するかは、まだ未定とのこと。
ぜひ、ご本人にお会いしたいものですね!
同時に検討したいモデル
ちなみに、過去には、ジョゼッペ・ペッタニン氏とシルヴァノ・ラッタンツィ氏、エンツォ・ボナフェ氏の3人でデモンストレーションを行ったイタリア革製品の展示会があったそうです。
渋いおじさま好きな私にはたまりません!!また、やってほしいです。
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本vol.5」
「Gainer.jp」
「BOQ」
「tailor & cloths」
「Stefano Bemer公式HP」
「Silvano Lattanzi公式HP」
「Stefano Branchini公式HP」
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