エレガントと個性をあわせもつ「Berluti(ベルルッティ) Andy(アンディ)」 [Berluti]
[スポンサードリンク]
「KUTULINE(クチュラン)」第19回の逸品は、、、
「Berluti(ベルルッティ) Club Collection Andy(アンディ) 」です。
ブランド:Berluti(ベルルッティ)
モデル: Club Collection Andy(アンディ)
「アンディ」の誕生には、素敵な秘話があることをご存知ですか?
アンディは、なんと、あの現代美術のカリスマとの逸話がある、名靴なんです。
今回は、そのBerluti(ベルルッティ) のAndy(アンディ)を格付けします。
「アンディ、アイラービュー♪めざめてよー」、あ、古すぎましたね……。
私も、この曲、この部分しか知りません(´・ω・`)
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「Berluti(ベルルッティ) Club Collection Andy(アンディ)」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
非常に艶と華がある靴です。
クラッシクでありながら、ロング・ノーズで、美しいフォルム。
そして、ヴェネチア・レザーの優美さ。
さらに、なんといっても、パティーヌの風合い。
履く人の個性を引き立たせてくれます。
ただし、ベルルッティ現当主であるオルガ・ベルルッティ女史の言葉を肝に命じなければなりません。
その言葉とは、「靴を磨きなさい。そして、自分を磨きなさい」。
そう、ベルルッティの靴は、ただの靴ではありません。芸術作品と言えるほどですので、まずは、覚悟をもって履かなくては、大変な目に合います。
「Berluti(ベルルッティ) 」は、フランスのブランドです。
1895年に、初代のアレッサンドロがビスポークのメゾンとして創業したベルルッティ。
現在は、4代目のマダム・オルガ・ベルルッティが当主を務めています。
ベルルッティを語る上で欠かせないのが、革質の良さと独特な色使い。
ベルルッティが使う革は、ヴェネチアンレザー。
これは、ベルルッティだけが、使うことを許されている最高級の革なんです。
だからでしょうか、ベルルッティの靴は、履き始めから足に馴染んでくれます。
さらに、この革は、靴を絵のキャンパスに見立てて、独自の色付けを行う「パティーヌ」に最適。
柔軟で自由に色付けができるので、さまざまな色へと変化していきます。
そして、ベルルッティでは、革質の良さを愉しむ「クラブ・ベルルッティ」という親睦会を開いています。
この親睦会は、ベルルッティの顧客のためのものですが、会が佳境に入ると、参加者が一同にある行動をとります。
その行動というのは、なんと、極上シャンパンでの靴みがき。
とーっても、贅沢だと思いませんか!?
ちょっと、突飛なこの会での行動も、前段でご紹介した現当主オルガの言葉「靴を磨きなさい。そして、自分を磨きなさい」という言葉によるのかもしれませんね。
ベルルッティのブティックがあるのは、東京だと日本橋高島屋・新宿高島屋・青山店・銀座店。
私には、青山店が便利なので、足を運んでいます。
まるで、ギャラリーみたいな店内は落ち着いて、靴選びができる空間です。
アンディ・ウォーホルは、20世紀のアメリカを代表する現代アートの巨匠。
そんな彼がまだ無名だった1962年のある日、ベルルッティブティックのドアを開きました。
すると、そこには見習い中で店番をしていたオルガ・ベルルッティがいて、アンディ・ウォーホルがビスポークの依頼をします。
そして、まだ見習い中だったオルガが自らアンディの突ったった髪型をイメージして、作ったのが、「アンディ」。
しかし、完成した作品は、気が付くと、片方の表側に静脈が浮かび上がっていて、それを消そうとマッサージをしてみると、もっともっと静脈が浮かびあがってしまいました。
オルガは、この時にパティーヌが生まれたかもしれないと、振り返っています。
さて、この「アンディ」。実はひとつだけではありません。
今回、ご紹介したクラブ・コレクションのアンディのほかに、「オルガⅢコレクション」「デムジュール・コレクション」のアンディと、3つのアンディがあります。
どれも、デザインや製法は同じですが、木型が異なっているのですね。
では、クラブ・コレクションのアンディについてご説明してみます。
細身のシルエットで優雅な印象です。
そして、アンディ・ウォーホルの髪型をイメージしただけあって、反り立つようなタンになっています。
また、特徴的なのは、ロングノーズ。ラウンドトゥであるものの、スクエアなスキンステッチが施されているため、スクエアトゥにも見えます。
このように、個性的な印象を受けるアンディですが、実はコーディネートがしやすいのも、よいですよね。
ベルルッティは、見た目の良さも履き心地も言うことなし!
でも、問題は、価格ですかねーー。
同時に検討したいのが
名靴は、大切にお手入れしていると、長く愉しめるものです。
「いつかは、、、」と、言わずに、欲望に身を任せて、手に入れてしまっても後悔しないものですよ、きっと。
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本アーカイブス」
「all about」
「BOQ」
「Berluti公式HP」
「Gaziano & Girling公式HP」
「STEFANO BEMER公式HP」
[スポンサードリンク]
「KUTULINE(クチュラン)」第19回の逸品は、、、
「Berluti(ベルルッティ) Club Collection Andy(アンディ) 」です。
ブランド:Berluti(ベルルッティ)
モデル: Club Collection Andy(アンディ)
「アンディ」の誕生には、素敵な秘話があることをご存知ですか?
アンディは、なんと、あの現代美術のカリスマとの逸話がある、名靴なんです。
今回は、そのBerluti(ベルルッティ) のAndy(アンディ)を格付けします。
「アンディ、アイラービュー♪めざめてよー」、あ、古すぎましたね……。
私も、この曲、この部分しか知りません(´・ω・`)
「KUTULIN(クチュラン)」とは、革靴格付けガイドです。
今日は、「Berluti(ベルルッティ) Club Collection Andy(アンディ)」をご紹介します。
では、いきなり結論から……
KUTULINの独断と偏見による「クチュランポイント」は、3です!
非常に艶と華がある靴です。
クラッシクでありながら、ロング・ノーズで、美しいフォルム。
そして、ヴェネチア・レザーの優美さ。
さらに、なんといっても、パティーヌの風合い。
履く人の個性を引き立たせてくれます。
ただし、ベルルッティ現当主であるオルガ・ベルルッティ女史の言葉を肝に命じなければなりません。
その言葉とは、「靴を磨きなさい。そして、自分を磨きなさい」。
そう、ベルルッティの靴は、ただの靴ではありません。芸術作品と言えるほどですので、まずは、覚悟をもって履かなくては、大変な目に合います。
芸術性が高くユニークな靴
「Berluti(ベルルッティ) 」は、フランスのブランドです。
1895年に、初代のアレッサンドロがビスポークのメゾンとして創業したベルルッティ。
現在は、4代目のマダム・オルガ・ベルルッティが当主を務めています。
ベルルッティを語る上で欠かせないのが、革質の良さと独特な色使い。
ベルルッティが使う革は、ヴェネチアンレザー。
これは、ベルルッティだけが、使うことを許されている最高級の革なんです。
だからでしょうか、ベルルッティの靴は、履き始めから足に馴染んでくれます。
さらに、この革は、靴を絵のキャンパスに見立てて、独自の色付けを行う「パティーヌ」に最適。
柔軟で自由に色付けができるので、さまざまな色へと変化していきます。
そして、ベルルッティでは、革質の良さを愉しむ「クラブ・ベルルッティ」という親睦会を開いています。
この親睦会は、ベルルッティの顧客のためのものですが、会が佳境に入ると、参加者が一同にある行動をとります。
その行動というのは、なんと、極上シャンパンでの靴みがき。
とーっても、贅沢だと思いませんか!?
ちょっと、突飛なこの会での行動も、前段でご紹介した現当主オルガの言葉「靴を磨きなさい。そして、自分を磨きなさい」という言葉によるのかもしれませんね。
ベルルッティのブティックがあるのは、東京だと日本橋高島屋・新宿高島屋・青山店・銀座店。
私には、青山店が便利なので、足を運んでいます。
まるで、ギャラリーみたいな店内は落ち着いて、靴選びができる空間です。
かの鬼才アンディ・ウォーホルとの出会いで生まれた「アンディ」
アンディ・ウォーホルは、20世紀のアメリカを代表する現代アートの巨匠。
そんな彼がまだ無名だった1962年のある日、ベルルッティブティックのドアを開きました。
すると、そこには見習い中で店番をしていたオルガ・ベルルッティがいて、アンディ・ウォーホルがビスポークの依頼をします。
そして、まだ見習い中だったオルガが自らアンディの突ったった髪型をイメージして、作ったのが、「アンディ」。
しかし、完成した作品は、気が付くと、片方の表側に静脈が浮かび上がっていて、それを消そうとマッサージをしてみると、もっともっと静脈が浮かびあがってしまいました。
オルガは、この時にパティーヌが生まれたかもしれないと、振り返っています。
さて、この「アンディ」。実はひとつだけではありません。
今回、ご紹介したクラブ・コレクションのアンディのほかに、「オルガⅢコレクション」「デムジュール・コレクション」のアンディと、3つのアンディがあります。
どれも、デザインや製法は同じですが、木型が異なっているのですね。
では、クラブ・コレクションのアンディについてご説明してみます。
細身のシルエットで優雅な印象です。
そして、アンディ・ウォーホルの髪型をイメージしただけあって、反り立つようなタンになっています。
また、特徴的なのは、ロングノーズ。ラウンドトゥであるものの、スクエアなスキンステッチが施されているため、スクエアトゥにも見えます。
このように、個性的な印象を受けるアンディですが、実はコーディネートがしやすいのも、よいですよね。
ベルルッティは、見た目の良さも履き心地も言うことなし!
でも、問題は、価格ですかねーー。
同時に検討したいのが
名靴は、大切にお手入れしていると、長く愉しめるものです。
「いつかは、、、」と、言わずに、欲望に身を任せて、手に入れてしまっても後悔しないものですよ、きっと。
※「KUTULIN(クチュラン)」は、
革靴倶楽部「EYELET(アイレット)」という革靴情報サイトのオフィシャルブログです。
「EYELET(アイレット)」では、靴について
「知る」「選ぶ」「修理する」「磨く」「あわせる」「育てる」「あつらえる」「揃える」という
8カテゴリに分類して情報を発信しています。
[参考資料]
「MEN'S EX 特別編集「最高級靴読本アーカイブス」
「all about」
「BOQ」
「Berluti公式HP」
「Gaziano & Girling公式HP」
「STEFANO BEMER公式HP」
[スポンサードリンク]
コメント 0